声が小さいと周りの人に言われたことはありませんか?それは病気の可能性もあるんです。
声が小さい人の特徴や、性格・心理、直し方や改善方法などを紹介していきます。番外編として、声が小さい人達の”実体験”や”あるある”など、みんなの体験談も見ていきましょう。
声が小さいことがコンプレックス!
友人や職場の人間から、会話の中で声が小さいと言われたことはありませんか?自分ははっきりと大きな声で物事を言いたいと思っていても、すぐに改善することは難しいかもしれません。中には病気というケースも。声が小さい人に共通した特徴、声が小さい原因は何なのか。どうしたら改善することができるのかを紹介していきます。
声が小さい外的要因
声が小さい原因を、外的要因から考えていきましょう。さまざまな原因が考えられますが、声が小さくなってしまうのは病気の可能性も。自分にあてはまる特徴のものはないか、チェックしてみてくださいね。
1. 活舌が悪い
活舌が悪いと声が小さくなる、とは一概には言えません。活舌が悪いことがコンプレックスになり、それを相手に悟られないように声を小さくしてしまう、ということが考えられます。活舌が悪いと声が聞き取りにくくなってしまいますので、トレーニングが必要です。
2. 口の開け方が小さい
口の開け方が小さいと、どもったように聞こえてしまいます。顎関節症などの可能性もあるので、口が開かないことに対して少しでも病気が疑われるときには受診しましょう。大きな声でハキハキと会話をするためには、口の開け方も重要になってきます。
3. 相手をみて話をすることができない
やはり相手の目や顔を見て会話をしなければ、声は届きませんしコミュニケーションもうまくとることはできません。きちんと相手と向き合った姿勢で会話ができるよう、心がけてみましょう。
4. 聞こえにくい声質
声が低すぎるなど、声質によって声が小さく聞こえてしまうことがあります。こちらは病気や性格などとは関係なく生まれ持ったものなのでどうしようもありませんが、聞こえにくい声質でもしゃべり方次第で十分改善の余地はあります。
5. 声が小さいのは耳の病気かも
耳の病気にかかってしまうと、声が小さくなってしまうということが考えられます。先天性でなくても難聴などの病気にかかってしまうことはありますので、聞こえにくかったり声の小ささを指摘されたりした場合には、しっかりと専門医を受診するようにしてください。
6. 吃音(きつおん)である
言語障害の1つである吃音。吃音になると声が小さくなるわけではありませんが、吃音を気にして大きい声で話せなくなってしまうという、心理が働いてしまいます。先天的なものから心理的要因まで原因はさまざまですが、コミュニケーションの妨げになってしまうことが考えられるので、こちらも病院を受診することをおすすめします。
7. 音声障害
その名の通り声の病気です。声は声帯を通して発せられますが、そこに問題があると声が出にくくなってしまうことが考えられます。喉頭がんなどの大きい病気の可能性も。いつもと声の調子が違うなと感じたら、一度病院を受診してみましょう。
8. 声が小さいのは自閉症も考えられる
自閉症はコミュニケーションを図ることが難しく、相手と会話するときも声が小さくなってしまうという特徴がみられます。病気というよりも障害のくくりになりますので、改善することは少し難しいかもしれません。専門医への受診が必要ですが、周りが理解しようとする姿勢が大切です。
声が小さい人の【性格・心理】
声が小さい原因を、性格や心理的な面から見ていきましょう。病気や外的要因よりも、声が小さいことに関しては心理的要因が大きく関わっていると指摘されています。
1. 声が小さいのは人見知りのせい?
声が小さい人=人見知りだというのはよく思われがちなパターンですね。もちろんそれだけではないのですが、恥ずかしいという思いから、相手の目を見て会話することができず、自然と顔が下に向いて声も小さくなってしまいます。人見知りは性格なので変えることは難しいかもしれませんが、声が小さいことにおいては十分改善することができます。
2. 自分の意見に自信が持てない
自分の意見や自分自身に自信が持てないと、大きい声でハキハキと物事を伝えることはできません。仕事(バイト)先での大切なプレゼンや上司への報告など、伝える相手や環境によって声の大きさが変わってきてしまうということもありますね。
3. 相手が怖い
相手が怖いと萎縮してしまい、声が小さくなってしまうことも。そういった心理は、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。仕事(バイト)先の上司、親に対して後ろめたい思いがあったときなどは、これから怒られてしまうのではないかという緊張で、自然と声のボリュームも落ちてしまいます。
4. 相手の顔色をうかがってしまうタイプ
先ほど紹介した相手が怖い、怒られるかもということに類似している原因ですね。相手の顔色をうかがいながら、どう出るか摸索しながら会話を進めようとするのが特徴です。相手の顔色を見たり、人の目を気にしたりする心理がはたらいてしまう方に良く見られるパターンです。
5. 対人恐怖症である
人と接したり会話をしたりすることに対して恐怖を抱いてしまう人のことを指します。こちらは性格というよりも、心理的要因、心の病気と捉えてください。対人恐怖症の場合、人とコミュニケーションをとるときにはかなりの緊張、恐怖を感じてしまうので、病院での専門的な治療を受けることで声が小さいことへの改善が期待できます。
6. 環境の問題
家庭環境や友人関係において、何らかのトラブルやトラウマがあった場合、声が小さくなってしまうことが考えられます。例えば、いじめや虐待などを経験した場合、あまり目立たず控えめな性格で、声が小さくなってしまうという可能性も。性格は環境が大きく関わり、形成されていくものなので、すぐに改善するというのは難しいかもしれません。
7. そもそも話すことが苦手
誰かとコミュニケーションをとることが苦手な性格であれば、声も自然と小さくなってしまいます。環境やトラウマ、性格など、原因はさまざまです。楽しい会話ができない、という自信のなさも原因の一つです。
8. つつましやかな性格
こちらは女性に多いタイプです。心理的要因というよりも、環境によってつくられる性格です。育ちが良く、上品な女性であれば、声が大きいというのはいささか下品というイメージがあるのかもしれません。そういう性格の方であれば、声を大きく張り上げることもなく小さな声で上品に話す人が多いようです。
声が小さいと困ることは?
声が小さいことが原因で、困ってしまう場面はたくさんあります。どのような場面で困ってしまうのか紹介していきます。
1. 電話の声が聞こえにくい
電話口だとさらに声が聞き取りにくくなってしまいます。直接話さないことで緊張しないというメリットはありますが、ほとんどの方は電話口でも声が小さく聞き取りにくくなってしまいます。テレアポのバイトなどは避けたほうが無難でしょう。
2. 他人とうまくコミュニケーションが取れない
声が小さいとコミュニケーションの妨げにもなってしまいます。聞く側にしてみても何度も聞き返すのは申し訳ない、流してしまおうという心理がはたらきます。その結果、伝えたいことが相手にうまく伝わらず、会話が成立しなかったり、相手に自分の気持ちがうまく伝わらなかったりする原因にもなりますね。
3. 相手にあまり良い印象を与えない
声が小さいと、バイトや仕事の面接などでは特に良い印象を与えません。ハキハキと大きな声で物事を伝える人と、小さい声で何を言っているのかよくわからない人、どちらを選ぶかと言われたら一目瞭然ですね。
4. 仕事が限られてしまう
声が小さいと、仕事やバイト先で困ってしまうことはたくさんあるでしょう。コミュニケーションをとることが苦手というのが原因であれば、対人関係の仕事に就くことは難しいかもしれません。声が小さいことを克服しなければできない仕事(バイト)もありますし、やはりハキハキと物事を伝えられないと相手を怒らせてしまう原因にもなります。
5. 冷めている・嫌われていると誤解される
声が小さいと、自分との会話が楽しくないのだろうか、冷めた人なのかと思われてしまうこともあります。誤解を生んでしまわないように、きちんと声を張り、コミュニケーションをとるようにするのが一番ですね。
6. 人とかかかわるのが嫌になる
何度も聞き返されてしまったり、返事が適当になってきてしまったりすることを感じると、人とのかかわりが嫌になってしまうこともあります。相手に気を遣わせてしまうのではないか、怒らせてしまうのではないかという心理が働き、人との会話やコミュニケーションを避けてしまうということも考えられます。
声が小さい人の【特徴】
声が小さい人はどのような特徴を持った人なのでしょうか。性格や心理的要因から、声が小さい人に共通してみられる特徴を紹介していきます。
1. うつむいて話す人が多い
声が小さい人の特徴として共通してみられるのは、下を向いて話す人が多いという点です。姿勢が悪かったり、うつむいていたら会話をしていても相手に声がとどきません。相手に対するイメージもよくありませんね。
2. 1人が好き・人とかかわる機会が少ない
普段あまり人とする仕事(バイト)をしていなかったり、一人が好きだったりする人の場合、コミュニケーションをとる機会が少ないことが原因で声が小さくなってしまう特徴があります。また、声が小さいことが原因で人とかかわる仕事(バイト)などを避けている可能性も考えられます。声が小さい人向きの職業も後に紹介していきますので、そちらも参考にしてみてください。
3. 引っ込み思案でおとなしい人
ポジティブで元気な人であれば、声が小さいということはまずありません。声が小さいという方は、普段から控えめで、どちらかというとおとなしいという特徴がみられます。
4. 声が小さい=気が小さい人
何をするにも緊張してしまうような気が小い人は、声が小さくなってしまう傾向にあります。相手を気にしすぎたり怖がってしまったりして、うまくコミュニケーションがとれなくなってしまうことが原因です。
声が小さい人はどう思われている?
声が小さい人にとってやはり一番気になってしまうのは、相手にどう思われているのかということではないでしょうか。声が小さいという自覚がない人でも、聞いている側が不快な思いをしているということも。大切な情報を伝えなければならないときには、自分の声はちゃんと届いているのかをしっかりと意識して話してみましょう。
1. 大切な情報が聞こえなくて困る!
大切な情報を伝えなければいけないのに、声が小さいと相手にきちんと伝わりません。それが問題になってしまうというケースも。特に電車内のアナウンスは特徴的な声ということもプラスされ、さらに聴き取りにくいのに、相手に聞き返すこともできません。なにが起きているのかわからない、困ったという意見はとても多いようです。
2. いちいち聞き返すのが面倒
少し厳しい意見になります。声が小さいとはじめは聞き返せるかもしれませんが、やはり何度も聞き返すと失礼かもしれない、めんどくさい。そんな風に思われてしまうこともあるようです。声が小さいせいで相手に気を遣わせてしまっているということも考えられますね。
3. 声が小さい人はスルーされる
学校などでよくあるパターンですね。誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。声が小さいと相手に教えなければならない大切なことも、うまく伝わらなくなってしまいます。毎回聞き返すわけにはいかないので、やはり大きな声ではっきりと伝えてあげたいものです。
声の印象を大切にする人もいる
声の大小だけでなく、どのような話し方をするのかもポイントになってきます。仕事(バイト)の面接などでは特に気を付けなければなりません。声の小ささが相手にどのような印象を与えるのかを考えることも大切です。
声が小さい人の【治し方・克服方法】
声が小さいことを克服することは大変なことかもしれません。でも諦めないでください。治し方や克服方法はたくさんあります。仕事(バイト)先での人間関係が良好になることも期待できますね。自分に合った方法を選んで、少しずつ改善していきましょう。
1. 相手の目を見て話すことを心がける
声が小さいことの原因の1つに、うつむきがちという特徴がみられます。相手の顔、目を見てしっかり話すことで、声の大きさが改善されます。相手のほうを見て話すというのは基本のコミュニケーションです。大切な場面、特に仕事(バイト)先の上司と話すときには、気を付けるようにしましょう。
2. 姿勢を正す
先ほど紹介した相手の目を見て話すことにもつながりますが、姿勢を正し胸を張った堂々とした姿勢で会話をするようにしましょう。それだけで声の大きさが改善できます。
3. 自分の声が小さい原因を知ろう
どうして自分の声が小さいのか、考えてみたことはありますか?それは環境的なものが原因だったり、精神的なものが原因だったり、さまざまだと思います。声が小さい原因を突き止めることで、改善につながる近道にもなります。
4. 活舌が良くなるトレーニングをしよう
声が小さい原因として、活舌が悪いということも考えられます。活舌の悪さがコンプレックスになり、あえて小さい声で話すしかないという方も少なくありません。鏡の前で口を大きく開け、早口言葉などを言ってみるのも良いかもしれませんね。
5. 大きな声を出す練習をしよう
カラオケや人気のない広い公園などで、大きな声を出す練習をしてみましょう。大きな声を出すというのは気持ちが良いもので、すっきりすることもあります。周りに迷惑がかからない場所でやるように注意してくださいね。
6. 自分の意見に自信を持とう
仕事(バイト)先などで自分の意見を言うときにはどうしても緊張してしまいますよね。しかし、声が小さいとそれだけでマイナスポイントになってしまいます。自信をもって自分の意見を堂々と述べることができるように心がけましょう。
7. リラックスする
誰かと会話をするときに緊張してしまう方は、それが原因で声が小さくなってしまうことがあります。まずは自分をリラックスするように、深呼吸してからコミュニケーションをはかるようにしましょう。心の緊張をほぐすことによって、声も自然と出るようになります。
8. 病院を受診してみる
声が小さいせいでコミュニケーションが円滑に取れなくて非常に困っている、という方は、一度病院を受診してみましょう。性格や心理的要因なもので自分で改善できるものならゆっくりと時間をかけて治すことができますが、難聴などの病気の場合は専門医の判断を仰いでください。原因がわからなくて不安という方も、一度病院にいってみると良いかもしれませんね。
【体験談】声が小さい人の実体験や”あるある″
声が小さい人のさまざまな体験談やあるあるを紹介します。声が小さいということに悩んでいる方は、共感してしまう点が多いのではないでしょうか?
1人反省会を開く
誰かと会話をした後に、ちゃんと言いたいことが伝わったのか、気を遣わせてしまったのか、不快に思われなかったかなど、後々反省してしまうことが多いようです。声が小さい人は気が小さい人という傾向にあるので、いろいろと気にしてしまうのかもしれませんね。
2. 飲食店などで注文できない
飲食店で注文したいとき「すみません。」がなかなか通らず、何度も言うのが嫌になってしまうことはありませんか?周りの目が気になってしまい、店員さんが近くに来るまで我慢して待つ、という方も少なくないようです。
3. 聞き返されるごとにメンタルがやられる
声が小さい人は、そのことについて自覚している人がほとんどです。仕事やバイト先などでも言われたことを聞き返されてしまうと、内心はかなり焦ってしまうようです。大切な場面でなければ、聞こえたふりをして会話を少し流してあげることも親切になるのかもしれませんね。
4. カラオケでは声が機械に負ける
声が小さい人はマイクでも聞こえにくいので、カラオケ嫌いな人は多いようです。カラオケボックスの中だと基本的に音楽の音量が大きいので、声が小さい人はかき消されてしまいます。マイクの音量を「キーン」と音がするまであげる人も少なくないのではないでしょうか。
5. 学校でも「声が小さい!」と怒られる
大きな声を出さなければならない部活や、音楽の授業などで厳しく叱られてしまうことは誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。病気や性格、心理的要因などを理解されないことは本当に辛いことですね。
6. 声が小さいことを気にして仕事を選びがち
自分の声の小ささを自覚していると、そのことを気にして仕事やバイトを選んでしまうことが多いようです。声の大きさに関係なく人と関わりたい仕事に就きたいというのであれば、大きい声が出せるように練習する必要があるかもしれません。
声が小さい人に向いている職業
声が小さい人に向いている仕事(バイト)は、どのようなものがあるのでしょうか。基本的には人とあまり関わることのない職業が向いています。ただし職場の人間との関わりは避けられないものなので、やはり声の小ささを改善したほうが、コミュニケーションは円滑になるかもしれませんね。
1. 内職
人と接する仕事ではないので、声が小さいと注意されることもないでしょう。週1、短期でできるシール貼りや組み立てのアルバイトなどの求人はたくさんありますし、自宅でできる在宅ワークの仕事も声が小さいことを気にする必要がありません。
2. 事務職
ひたすらデスクに向かいパソコンでデータ処理する仕事も、あまり人と関わる機会がありません。ただし医療事務などの場合は、直接人とコミュニケーションをとったり、会話をしたりしなければならないことが多いかもしれません。
3. 清掃業
清掃業もあまり人と会話をすることがなく、ひたすら掃除に没頭できます。正社員よりもパート、バイトなどの求人のほうが多い傾向にあるようです。
4. 作家・漫画家
机に向かってひたすら書くので人とかかわる機会がありません。アシスタントさんや担当者の方とコミュニケーションをとる機会はあるかもしれませんが、声が小さいことを指摘されることは少ないでしょう。ただし狭き門なので、本当に仕事にしたいのであればそれなりの覚悟が必要です。
5. 図書館司書
人と関わることは苦手ではないけれど、小さい声が原因で人とかかわる仕事が難しいと思っている方におすすめです。図書館は静かな場所なので、話すときにももちろん小さい声で大丈夫。落ち着いた雰囲気で声が小さい人にとっては働きやすい環境かもしれません。
声が小さくて困っている人へ!
病気や心理的要因、性格など、声が小さくなってしまうさまざまな原因や特徴を紹介してきました。声が小さいというのは個性でもあるので、それ自体が悪いということではありません。しかし、そのことがコミュニケーションを図る上での妨げになっているようでしたら、治す方法はいくらでもあります。今回の記事を参考に改善してみてくださいね。