こちらの記事では、好きなことを仕事にする方法や好きなことを仕事にしたい人が読むおススメの本などを紹介しています。
好きなことをして、生計を立てられたら、この上ない幸せですよね。好きなことを仕事にすることは簡単ではありませんが、目指してみるのもいかがですか。
好きなことを仕事に
YouTubeの宣伝で、「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーがありました。今ではインターネットを使えば、一般人でも芸能人のように好きなことを発信出来るようになり、たくさんの人に見られることでお金を稼ぐことも出来ます。
しかし、そんな「好きなこと」をしながら自由に生きている人を見て憧れる反面、どこか妬ましく思ってしまうこともあります。なぜなら、好きなことややりたいことを諦めてきた人が多いからです。好きなことを仕事にするためには、どうすればよいのでしょうか。
好きなことを仕事にする方法
好きなことを仕事をして、お金を稼いで、加えて生計が立てられたら幸せですよね。しかし、好きなことで仕事をしている人はそうそういないと思います。そこで、好きなことを仕事にするための3つの方法を紹介します。
①転職する
好きなことをそのまま職業にしてしまう方法。好きなことに関係のあるジャンルの仕事に就くという方法があります。例えばミュージシャンになりたい人なら、楽器屋やライブハウス、または音響の仕事などに転職します。また、服が好きだからアパレルに進んだり、ラーメンが好きだからラーメン屋で働くということですね。
しかし、一見良さそうに見えるこの方法は、実は多くの人が否定している方法で、実際に後悔したり辞めてしまう人がとても多いです。よく聞く「好きなことを仕事にするな!」という言葉はこの事に対して言われている言葉ですね。これはなぜかと言うと、好きなことでも「何が好きなのか」というポイントが違うからということです。例えばラーメンだと、あなたが好きなのはラーメンを「食べること」であって「作ること」ではないということですね。アパレルだったら「服が好きだけど接客が苦手」みたいに、好きだから働いてみた結果「思っていたのと違った!」などこういったギャップが生まれてしまいます。
美容師の専門学校に行った人が営業職に就いたり、パティシエの学校に行っていた人がバーで店長をしていたりするものです。あなたの「好きなこと」とは、それ自体が好きなのか、それを広めたり作ったりすることが好きなのか。もう一度見つめなおしてみましょう。もしそうでないのなら、関係なくてももっと楽で稼げる仕事に就いて、休みの日に趣味として関わった方が楽しいですし、好きなままでいられそうです。
②起業する
「好きなことを仕事にする!」という方法の中でも、ただ夢を追うのではなく、そのジャンルの会社で働くのでもなく、「起業or副業」で自ら仕事を作り上げていくこと。これが一番楽しく仕事に出来る方法です。しかし、いきなり起業と聞いて、
「人からお金を取れるほどのスキルはない」
「お金も人脈もないし、そんなリスク背負えない」
「会社を作ったり社長になる自信がない」
という思いがよぎるかもしれません。しかし実はとても簡単に好きなことをビジネスにする方法があるんです。それは、「教えてあげること」。イメージしやすいところで言うと、コンサルタントや、講師、家庭教師みたいなものですね。
ラーメンが好きなら、オススメのラーメン屋や豆知識を伝える。音楽が好きなら、ギターの弾き方、曲の作り方などを教えてあげる。服が好きなら、自分で作ったり加工するやり方を教えてあげる。などです。自分の知っていることを教えるということは、ビジネスになりうるチャンスを大いに秘めているのです。
③夢をあきらめない
なるのは難しいけど、自分のやりたいことが形になり、周りからも指示されるのがこの「夢を追う」という方法です。夢ややりたいことがないという人がいますが、実はそんな人はいません。
「漫画家になりたい!」
「歌手になりたい!」
「芸能人になりたい!」
漠然でも、ふとした時でも、必ずこんな夢を思い浮かべることはあると思います。
しかし、その思いにはたくさんの障害がありますよね。「自分には出来るわけない」とやる前から諦める人もいますし、実際にやってみたけどなれなかった人も多くいるのだと思います。これらの夢に共通するのは、「有名になりたい」ということが前提になっていると思います。しかし、有名になるには運や才能も必要になってきますし、一度有名になってもそれを継続するのも難しい世界です。
また、夢は起業するくらい成功率が低いです。なので、ただ夢をただがむしゃらに追うのではうまくいきません。ラーメン屋さんでも、ただ旨いラーメンを作り続けるだけじゃなくて、それをどうしたら沢山の人に知ってもらえるか、リピートに繋げられるか、人に紹介してもらえるかなどの勝算を練ることも大事です。
しかし難しい道だといっても一度きりの人生。好きなことがあるのだとしたら絶対に夢を追い続けて欲しいですし、有名人に共通することは、そんな「ムリだ」という言葉を無視し続けてきた人達です。周りの人から無理だと言われ続けてきたことも、努力とあきらめない気持ちがあれば、夢がかなうことも十分に可能です。
好きなことは仕事にしないほうがいい?
好きなことは仕事にしないほうがいいという意見もあります。どのような理由で、しないほうがよいのでしょうか。見ていきましょう。
①好きなことでも仕事になると嫌いになってしまう
趣味や自分の好きなことを仕事にすると、それらの事が嫌いになると言うのは本当の事です。毎日仕事をしていると、どうしてもやる気が起きないときもあるでしょう。しかし仕事なので強制的に進めなければなりません。これが趣味や好きなことに当てはめると好きなことがいつの間にか嫌いな事になってしまうのです。
しっかり自己分析をして自分の入りたい企業に入社したはずの新卒者の3年以内の離職率が30%というデータからも分かる通り、いくら好きな仕事でも3人に1人は辞めて行くのです。もちろん他の理由もありますが、考えの変化も退職の一つの要因ではないでしょうか。
好きなことを仕事にしたいという考えは誰もが一度は思う事ですが、その難しさや辛さまで考える方は少ないのではないでしょうか。長年趣味としていた事が仕事にした途端、嫌いになってしまうのはとても悲しいように思えてきます。仕事と好きなことは切り分けて趣味程度で楽しみ、現状の仕事をしっかりこなすと言う考えも良いのではないでしょうか。
②好きなことでビジネスは成り立ちにくい
生活していく上でお金は必ず必要です。転職して好きなことを仕事にしようとしている方は賃金が保障されているので安泰と言えますが、自分で独立して好きなことを仕事にしようとしている方は注意が必要です。というのは好きなことを仕事にするという事は総じてお金にならないのです。何故そう言いきれるかというと、好きなことをお金に変換する方法があまりなくその方法を考えつく人もごく僅かだという事です。その方法を考えついた人は成功者と呼ばれ、考えつかない人は話題になる事もありません。
趣味のうちはお金の事を考えることはないのですがそれが仕事になると話は違ってきます。毎月必要な利益を上げ続けるのはとても大変な作業になります。ある程度の規模にならなければ安定的な収入は得られず、毎月不安に襲われるでしょう。好きな仕事を続ける為にアルバイトをして利益を補填している人も少なくありません。
支払いが出来ないときは借金をする覚悟や家庭を犠牲にする覚悟も必要かもしれません。そのようなリスクを背負ってまで続ける意味があるのか疑問を持つ事もあるでしょう。好きなことを仕事にしたのだからどんな事があっても頑張ることができる。という方以外は好きなことで独立して仕事にするのはリスクがあると考えましょう。
好きなことを仕事にしよう
いかがでしたか?
好きなことを仕事にするのは、そうそう簡単なことではないのかもしれません。しかし、人生は一度きりです。自分の好きなことを仕事にすることも頭の片隅においてみてはいかがですか。