不幸自慢する人の心理や特徴は?不幸自慢された時の対処法も解説!

不幸自慢をされたことがありますか?

楽しくない話を延々とされるのは嫌ですし、できれば避けたいですよね。では、なぜ不幸自慢をし彼らはなにを求めているのでしょうか。今回は不幸自慢をする人の特徴や心理、不幸自慢をする人への対処法をご紹介します。

目次

不幸自慢とは

あなたは不幸自慢をされたことはありませんか?一般的な自慢は、いかに人より優れているかを得意げに語ることですが不幸自慢は異なります。不幸自慢とは「私は誰よりも不幸なのだ!」と自分がいかに不幸なのかをひたすら自慢することです。不幸話ばかりされ続けられると、気分が悪いですしウンザリするでしょう。

なぜ自分の不幸を自慢してしまうのでしょうか。今回は、不幸自慢をする人の特徴や心理、不幸自慢をする人への対処法をご紹介します。

不幸自慢の例

あなたは不幸自慢をされたことはありますか?また、知らず知らずのうちにに不幸自慢してしまってはいませんか?不幸自慢とは実際にどのようなものなのか見ていきましょう。

友達の場合

「夏休みの課題が終わらないな」 「まだいいじゃん、私なんて夏休みの課題も終わってないし塾の課題もやらなきゃ。部活も大変でね・・・・」 私こんなに大変なのよ、聞いて聞いて!とアピールするタイプです。このタイプは自分のことを延々と話す自分大好きちゃんが多いです。

職場の場合

「今日残業になっちゃった」 「私なんて毎日残業だし、先輩からたくさん仕事任されて明日も残業だわ」 私のほうが可哀想でしょ!と自慢するタイプです。このタイプは相手と比較し、私の方が不幸よ!とマウンティングしてきます。

不幸自慢をどんな時にしがちか

行動しない理由付け

不幸自慢を行動したくない理由にしている人は多いのではないでしょうか。「いかに自分が不幸か」を語ることで行動しないための言い訳にしているパターンです。 例:「仕事が忙しくてジムいけないんだよ。今日も21時まで残業で次の日は会議で週末には出張だ」 また、不幸自慢をする人は行動しないことでできない人間だと思われたり見下されることを恐れています。こんなに忙しいからできないんだ、忙しくなければできるんだ。とできる自分をアピールしています。

誰もわかってくれないとき

不幸自慢をする人は「頑張っているのに認めてもらえない」「誰もわかってくれない」といった気持ちを抱えている場合があります。単純に落ち込んでいる場合もあれば他人からの評価を気にしすぎていることもあります。とにかく「自分のことをわかってほしい」「どれだけ苦労したかをを知ってほしい」気持ちが人一倍強いです。

程よい距離の人(友達・後輩・部下)と話をしているとき

目上の人には不幸自慢をしにくいですし、本当に仲のいい人にもしにくいですよね。不幸自慢は相手の立ち位置が明確でない人にこそ不幸自慢をするのです。明確でないからこそ、自分のほうが不幸だ!あるいは上だ!ということを示したいという心理が働きやすいです。

同窓会で旧友と再会したとき

「最近どう?」を皮切りに待ってましたとばかりに不幸自慢が開始します。同窓会だと久しぶりに会った嬉しさと話したいという欲求からついつい不幸自慢大会に発展してしまうケースがあるようです。

SNSでの発信

SNSは相手の顔が見えないので気軽に発信できるツールです。実際には不幸自慢しなくても、SNSでは不幸自慢をしてしまうという人もいるのではないでしょうか。

不幸自慢をする人の特徴

次に不幸自慢をしてしまう人にはどのような特徴があるのかを解説します。

特徴①おしゃべりが好き

不幸自慢をする人のほとんどがおしゃべりが好きです。特に自分の話をしたがる人が多いです。不幸自慢するには、まず不幸な体験を語らなければなりませんがそれを苦としていません。 いい意味ではオープンともいえますが、ずっと自分の話をしているためうっとおしく感じるかもしれません。また、人の話を聞かない人が多いです。こちらが不幸話をしてもそれ以上の不幸話で返してくるでしょう。

特徴②承認欲求が強い

不幸自慢をする人は承認欲求が強い人が多いです。苦労した体験に「大変だったね」「すごいね」と認めて理解してほしいのです。自分に自信が無い人や他人からの愛情を感じにくい人とも言えます。 逆を言えば、自信があって自分自身を認めていたり、自分の存在価値を自分で感じられれば、他人に満たしてもらう必要は無く、承認欲求が過度に強まることはありません。

特徴③かまってちゃん

不幸自慢する人は基本的にかまってちゃんです。私の話を聞いてほしい!不幸だから優しくして!と思っています。 そして寂しがり屋でもあります。不幸自慢をすることで寂しさを紛らわせているのです。不幸自慢をする人はとにかく人から相手にしてほしい気持ちが強いのです。友達が居ても友達より目立ちたいと思っていますし、一人で居ても寂しいので人を呼んで不幸自慢を始めてしまいます。不幸自慢する事で周りにかまってもらう事で安心できるので、エンドレスに不幸話をしてしまいます。

特徴④すぐ言い訳する

不幸自慢する人は言い訳することが多い人とも言えます。「これだけ不幸な体験してきたんだから、できるわけないでしょ」という保険をかけるタイプです。また、実力のなさ・コンプレックスを隠し、自分をよく見せたい傾向にもあります。

特徴⑤自己主張が激しい

不幸自慢をする人には自己主張が激しい人もいます。「自分は他人とは違う」または「自分のほうが上だ」とアピールしたいのです。自己主張が激しい人はいわゆるマウンティングと呼ばれる行為をしやすい傾向にあります。人より下に見られたくないという思いが強いため、実体験をそれ以上に不幸な目にあっている、と嘘を付き話を大きくする人もいます。

また、不幸自慢する人はプライドが高い傾向にあります。「これだけの不幸を体験したのよ。」の裏には「こんな体験あなたはないでしょ。」とこちらも基本的には優劣をつけたがる人と言えます。

不幸自慢する人の心理

不幸自慢をする人は、どんな心理状態から、不幸自慢をするようになってしまうのでしょうか?詳しく解説していきます。

心理①同情してほしい

不幸自慢をする人は、「可哀想な人」と思ってほしい場合が多いです。「可哀想な人」と思われることで「大変だったね」「苦労したんだね」と言われたいだけなのです。さらに「こんなに可哀想なんだから、いい待遇をしてほしい」または「気を遣って欲しい」と思っている人もいます。また、可哀想だと言われる事で悲劇のヒロインを演じているのです。

心理②注目してほしい

不幸自慢をする時に声量や話し方を強調する人っていませんか?その深層心理には「注目して欲しい」という心が隠れているためです。自慢することではないことをあえて自慢するということで注目を集めたいのです。

心理③話を聞いてほしい

不幸自慢をする人はおそらく、自慢は相手に嫌がるとわかっています。自分の不幸なことであれば嫌がらずに話を聞いてもらえると思っている可能性があります。こんな不幸な経験をしたけどそれを乗り越えた!という結局自慢のパターンです。 不幸自慢を苦労した自分を褒めてアピールに使っています。

心理④ネタにしている

不幸自慢をする人は過去の苦労をネタに笑ってもらおうとしているかもしれません。コミニュケーションの一種だと思っており、特に悪いことだと思っていません。コミュニケーションの方法は楽しい会話や冗談を言い合うことなどさまざまあり、不幸自慢だけでは無いです。もっと他のコミュニケーション方法をとってくれたら楽しいのにと、周りの人は思っている事でしょう。

心理⑤できる人間だと思われたい

不幸自慢をする人は「苦労を乗り越えたすごい人だと思われたい」です。そうする事で誰よりも苦労してきた私はすごいのだと自慢したいのです。不幸話で自慢をされてもすごいとは思えませんが、不幸自慢をする人にとっては自分の不幸話に自信があり、誇りを持っているです。 また、自己顕示欲が強いため一面を持っており、その感情を埋めるために不幸自慢をくり返す傾向があります。

不幸自慢をしてくる人への対処法

不幸自慢する人の特徴や心理をご紹介しましたが、どうすれば不幸自慢を聞かされることがなくなるでしょうか?不幸自慢する人への対処法を考えてみます。

対処法①【友達編】話題を変える

不幸話を素直に聞いてしまうとどんどん不幸自慢をしてきます。少し聞いてあげたら、話題を変えて不幸話を早めに回避しましょう。それでも不幸自慢をしてくる場合は、できるだけ相槌を打つだけにして話題を変える機会を待ちましょう。

対処法②【親・親しい人編】はっきり言う

不幸自慢する人は不幸自慢をしていること、そして嫌がられることを自覚していない場合が多いです。寂しさを誰かに解消して欲しい人も中にはいますし、相手の都合を考えずに不幸自慢をしてくる人もいます。 どうしても嫌だと思ったら、嫌ならはっきりとNOと言いましょう。相手に意思表示する事で不幸自慢をしてくることは無くなっていきますし、相手が親や兄弟などで親しい人であればはっきり断りやすいと思います。傷つけてしまったかもと感じてしまいますが、嫌な事は嫌だと言う事も時には大事です。

また、相手に不幸ではないと指摘することも効果的です。不幸自慢をする人は自分がいかに不幸であるかという事にかなり自信があります。そのため、あなたよりもっと不幸な人は世の中にいっぱいいると指摘します。そうする事で不幸自慢しても無意味だと気付いてくれますので二度と不幸自慢をする事はなくなるでしょう。

対処法③【ママ友編】マウンティングされる前に立ち去る

不幸自慢をされたら、付き合いは最低限にして、話を聞くこと自体を避けるようにしましょう。特に、不幸自慢でマウンティングをしてくるママ友には効果的です。マウンティングしたがる人は、「人の上に立ちたい」「どうにかして勝ちたい」という意識が人一倍すごいです。 その欲を満たすためにマウントを取ろうとします。しかし、他人の欲などあなたにとっては関係のないことです。相手をしていてもきりがありませんので、さっさとその場を立ち去りましょう。

対処法④【SNS編】スルー

SNSでの不幸自慢の場合、かまってほしい、または注目されたいことが多いです。反応してしまうとかまってもらえると思い、さらに不幸自慢がエスカレートする場合があります。不幸自慢を目にした場合は見て見ぬふりをしましょう。

【番外編】不幸自慢する人にタブーな対処法

ここまでは対処法をご紹介してきましたが、次にタブーな対処法をご紹介していきます。

タブーな対処法①話のペースを合わせてしまう

不幸自慢をされて「聞いていれば終わるや」と思ったことはありませんか?もちろん聞き続ければ話は終わるかもしれませんが、相手は話を聞いてくれると思い込んでまた不幸自慢をする可能性が高いです。 さらに、聞いてほしい・認めてほしいという欲が満たされるため不幸自慢がエスカレートしてしまうかもしれません。不幸自慢をできるだけ避けるためには、聞き流すか話題を変えるよう心がけましょう。

タブーな対処法②褒める

不幸自慢をする人は、寂しがり屋で承認欲求が強い人が多いです。そのため、褒めてしまうと認めてくれると錯覚し、さらに不幸自慢をされてしまいます。

タブーな対処法③不幸自慢を言い返す

不幸自慢を言われて、不幸自慢で返してしまうことは避けましょう。 例えば、 A「気分が悪いんだよね」 B「あー私もよく痛くなる~ひどいときは倒れるし」 A「私もここのとこずっと頭痛するんだ~昨日もバイト中痛くてフラフラになりながら頑張ったし」 B「わたしなんてもっと・・・」 とこのように延々と繰り返されてしまいます。 これは「理解されていない」と感じてさらに理解してもらおうとするためです。

不幸自慢しないためには

ここまでは、ほかの人から不幸自慢をされることについて解説してきましたが、知らず知らずのうちに不幸自慢を他の人にしているかもしれません。不幸自慢をしないためにはどうすればよいのでしょうか。

不幸自慢している自分を自覚する

実は、不幸自慢をしている人自身も、自分自身の心理についてよく理解していないことが多いです。よく理解しないまま、とにかく自分は不幸なんだー!という気持ちで不幸自慢をしています。もちろん、自慢のつもりさえもないケースも多いでしょう。 まずは不幸自慢してしまっている自覚を持ちましょう。 話している途中で「今、不幸自慢してしまっているな」と感じたらすぐに辞めましょう。 また、過度に被害者意識を持ってしまっている場合があります。 自分を客観視し、本当にそこまで不幸か立ち止まって考えてみましょう。

延々と話さない

相手と会話をしているときに自分だけが話していませんか?多少であれば長く話しても構いませんが、ずっと同じ話題で話し続けてはいないでしょうか。 できるだけ、相手との会話のキャッチボールをし、相手の話にも耳を傾けましょう。そうすれば相手も話を聞いてくれるんだと思い、より自分の話に耳を傾けてくれます。

ポジティブな言葉に置き換える

不幸自慢はネガティブな事を延々と話すため他人を嫌な気持ちにさせてしまいます。それだけでなく、発した言葉は自分にも返ってきますので自分も気づかずに首を絞めることになります。できるだけ、ネガティブな言葉をもポジティブな言葉に変換しましょう! マイナス思考→想像力豊か(樹形図ばりに枝分かれした、『自分がもうすぐたどるしかもしれない運命』を創造することができる。) 流されやすい→人の意見を尊重できる(人の意見に納得し共感することができる。) 怒りやすい・泣きやすい→素直(自分のしたいことを素直に出来る。) ポジティブな話をしたほうが相手への印象がいいですし、お互いに気持ちいいです。できるだけポジティブな言葉を選んで話しましょう。

不幸自慢をやめて幸せなことに目を向けましょう

不幸自慢は、自身で気づかないと不幸自慢を辞めることは難しいのが実態です。しかし、する方も不幸自慢を聞かされる方も気分はよくないものです。不幸自慢をやめて幸せなことに目を向けましょう。

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