友達なんていらない?友達がいらないと思う人の心理やそう思う理由を解説!

「友達なんていらない!」そう思ったことはありますか?

世間一般的に友達は多い方がいいといわれているなか、友達がいらないと思っている人もいます。人はどのようなときに友達がいらないと思うのか、その心理や理由について解説します。

目次

「もう友達なんていらない!」

「友達なんていらない!」そう思ったことはありますか? 昔から世間では友達は多い方がいいという考え方が浸透しています。小学生のころ、学校で「友達100人できるかな」と歌ったことがあるのではないでしょうか。 しかし、本当に友達はたくさんいた方がいいのでしょうか?友達がいらないと思う人は寂しい人なのでしょうか?

友達はたくさんいる方が幸せという人もいれば、本当に仲の良い友達が数人いれば十分と考える人もいます。交友関係や考え方は人それぞれ違います。 そんななか「友達はいらない」と考える人もいるのです。 今回はそんな「友達はいらない」と思う人の特徴や心理、そう思う理由についてご紹介します。

友達がいらない人「ソリタリー」とは?

「ソリタリー」と呼ばれる人を知っていますか? ソリタリーは英語でsolitary。単独の、孤独を好むといった意味があります。つまり、一人を好み、友達はいらないと考える人のことを指します。

ソリタリーと呼ばれる人は、孤独を苦に思いません。むしろ孤独を好み、それが心地良いと感じているのです。 また、ソリタリーの性質は遺伝していくといわれています。友達がいらないと思う人のなかには、自分の両親も友達がいなかったという人もいるのではないでしょうか。 ソリタリーは遺伝的な性質のため、何かのきっかけで友達がいらないと思うようになったのではないのです。生まれ持って孤独を好み、友達を必要としないのです。

友達がいらないと思う人の特徴・心理

友達がいらないと思う人には、さまざまな特徴があります。 では、友達がいらないと思う人にはどのような特徴や心理があるのか、具体的にご紹介していきます。

一人が好き

友達がいらないと思う人は一人の時間が好きです。 「おひとりさま」という言葉が一般的に理解されるようになり、一人カラオケや一人旅など、一人で楽しむサービスが増えています。友達がいらないと思う人は、こういった「おひとりさま」サービスを一人で積極的に利用します。 友達を必要とせず、一人の時間を充実させることのできる人は自立しているともいえます。誰かに依存することなく自分一人で楽しむことができるため、友達はいらないと思うのです。

自分の感情に素直

友達がいらないと思う人は自分の感情に素直です。周りの人の意見に振り回されたり影響されることがありません。 自分がどうしたいのか、何が好きで何が嫌なのかを理解できているため、やりたくないことや嫌なことは排除することができます。 友達がいらないと思う人は、自分自身と向き合うことができている人、自分の意思をしっかりもっている人といえます。

人づきあいが面倒

友達がいらないと思う人は、人づきあいが面倒だと感じています。 人づきあいが面倒な人は人と群れることを嫌います。大勢の人のなかで、その場の空気を読んで当たりさわりのない会話をする場面では、かなりストレスを感じます。 また、グループの仲間割れや、派閥の権力争いのような場面に遭遇すると疲れ切ってしまい「もう友達なんていらない!」と感じるのです。

恋人や家族との時間が充実している

友達がいらないと思う人のなかには、恋人や家族との時間をもっとも大切にしている人もいるでしょう。 そもそも、順調な交際をしている恋人がいれば友達と会う時間は減ります。結婚して家族が増えれば、家族との限られた時間を大切にしたいと思うのではないでしょうか。 学生時代はたくさんの友達と関わっていたという人でも、年齢を重ねるにつれて自然と疎遠になっていく人が多いのです。

趣味に没頭している

友達がいらないと思う人は、一人で楽しむことができる趣味をいくつももっています。 特に読書やカメラ、映画鑑賞などの一人でできる趣味を好みます。反対にスポーツや料理教室など、人と協力して行うものは避ける傾向にあります。 趣味があり友達がいらないと思う人は、好きな趣味に没頭している時間が一番のストレス発散になります。限られた時間に自分のやりたいことを我慢してストレスをため込むくらいなら、友達はいらないと考えます。

にぎやかな場所が苦手

友達がいらないと思う人は、にぎやかな場所が苦手です。 たとえば同窓会や歓送迎会では、たくさんの人が集まるためにぎやかな雰囲気になります。友達がいらないと思う人は、そのような場面に苦手意識があり、避けようとします。 どうしても参加しなければいけないときは、会場に行くまでに何度も断る理由を探します。そして終了後には疲労困憊でヘトヘトになって帰宅するのです。

友達がいらないと思う理由って?

友達がいらないと思う人の特徴にはさまざまなものがあることがわかりました。 では、どのような理由から友達はいらないと思うのでしょうか?

毎日が充実しているから

これまでご紹介したように、友達がいらないと思う人は一人で楽しめる趣味や家族との時間があるため、毎日の生活が充実しています。 そのため、友達に会いたい、友達にそばにいてほしいと思う場面が少ないのです。 自分のペースで生活できるからこそ、今の自分の現状に満足しています。友達がいらないと思うのは、毎日が充実している証拠なのです。

気をつかうから

友達がいらないと思う人は、人と関わる際に必要以上に気をつかってしまいます。 「こんな事を言ったら嫌われてしまうかな」「自分が何かした方がいいかな」など、必要以上にその場の空気を感じ取って心配してしまうのです。 そのため、周囲の人が楽しんでいる場面でもリラックスできないのです。

どんな人でも、初対面の人や関係の浅い人と長い時間一緒に過ごすのは疲れますよね。友達がいらないと思う人は、昔からの友達に対しても常にこのように感じているのです。 長い時間人と一緒に過ごし、一人になったときには「やっと一人になれた」と感じます。一人になってやっと緊張から解放されるのです。

仕事・育児が忙しいから

そもそも仕事や育児で忙しい人は、友達と会う時間をつくることができません。日々、時間に追われていると、友達と連絡を取ることさえできないこともあるでしょう。 誘いを受けていても断り続けていたら、そのうち誘われなくなります。

こういった人は友達がいらないというより、生きていくうえでの友達の優先度が低いといえます。友達がいないと生きていけない人は、何としてでも仕事や育児の合間を見つけ、友達に会おうとします。 仕事や育児が忙しくて友達との時間をつくれない人は、そこまで友達を必要としていない人なのでしょう。

人を信用できないから

人を信用できず、友達なんていらないと感じている人はたくさんいます。 人を信用できない人は自分から積極的に友達をつくろうとしません。この場合、過去に何らかのトラブルに巻き込まれ、それをずっと解決できずにいることが多いようです。 どのようなきっかけで人を信用できず友達はいらないと思うようになったのでしょうか。その理由として以下の2つが考えられます。詳しく見ていきましょう。

過去に裏切られたことがある

誰でも一度くらい、裏切られたことがあるのではないでしょうか? 学生時代、毎日一緒にいた友達に突然無視されるようになった。信じていた友達にお金を盗られた。婚約者が自分の友達と浮気をしていた。このような場面に遭遇してしまったら、人を信用できなくなり友達はいらないと思うようになってもおかしくありませんよね。

しかし、たとえ同じ経験でも人によって感じ方はそれぞれです。裏切られたことにショックを受けながらも前を向いて進んでいく人もいれば、裏切られた経験によって心を閉ざしてしまう人もいます。 心を閉ざしてしまうほど傷ついた人は、友達なんていらないと思ってしまうようです。

人には裏表があると思っている

仲が良いと思っていた友達が、実は自分のいないところで自分の悪口を言っていたとしたら傷つきますよね。また、異性の前で突然声のトーンや態度が変わる人を見ると、表裏があると感じるでしょう。 友達がいらないと思う人は、そういった人の表裏の部分にうんざりしています。仲良くしていたのに一方的に裏切られたり、その時々で言葉や行動が違う人と仲良くするくらいなら、友達なんていらないと思っているのです。

友達がいないメリット

ここまで、友達がいらないと思う人の特徴や心理、理由についてご紹介してきました。 では、友達がいないことのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

自分のペースで行動できる

友達と会うときには、事前にメールや電話、SNSなどで連絡を取り合い、日時を決めますよね。決まった日には時間に合わせて準備をし出かけます。 しかし、いざ当日になってみたら別のことをしたくなったり、行くのが億劫になること、ありませんか? 友達がいない人は、そのような一連のやりとりの必要もなく、すでに決まった予定に縛られることもないのです。

そして、自分の限られた時間を自分の好きなことに費やすことができます。 友達との約束がないので、「今日は天気がいいから出かけよう」「映画を観に行くつもりだったけど、疲れているから家でDVDを観よう」と、その時の体調や気分で決めることができるのです。 社会人として働いていると、仕事中に自分のペースで行動ができる場面は少ないですよね。だからこそ自分の時間に思うまま行動できるのは、友達がいない人のメリットといえます。

出費が減る

友達がいない人は、交際費がかかりません。 友達が多い人は、友達と会うたびに飲食代やレジャー代がかかります。友達と会う頻度が多ければ多いほど、その金額は大きくなります。また、頻繁に友達に会うことで、プライベートで着る服にもお金がかかるでしょう。 そして何より、友達が多い人は結婚式に参列することも多く、ご祝儀代に二次会・三次会代と、一日で大きな出費になります。シーズンによっては毎週のようにお呼ばれされる人もいるでしょう。おめでたいことではありますが、苦しいですよね。

友達がいない人は、その分を貯金にまわせたり、自分の好きなことや大切な人に対してつかうことができるのです。 これは友達がいない人のなかでも特に、以前は無理をして付き合っていた交友関係をやめた人の多くが実感し、メリットに感じています。自分が嫌だと思う飲み会や集まりに無理に参加してお金を払うなんて、お金も時間ももったいないですよね。

無理をしなくていい

ご紹介したように、交友関係においては相手のペースに合わせることや出費がかさむことなど、多少の無理をする場面が多いのではないでしょうか。また、友達から無理なお願いをされることもあるでしょう。 友達だからこそ断りにくく、無理をして受け入れてしまうのではないでしょうか。 いっぽう、友達がいない人は人と関わる場面が少ないからこそ、無理をする場面も少ないのです。自分の気持ちを優先して無理をせずに過ごすことができると、心にゆとりができ穏やかに過ごすことができるでしょう。

自立できる

友達がいない人は、一人でなんでもこなすことができます。 友達がいないと生きていけない人のなかには、依存心が高い人がいます。そのような人は何か困ったときはすぐに友達に助けてもらおうとします。自分一人では決めることができずに、友達に答えを求めることもあるでしょう。

友達がいない人は人に依存することがありません。そして、悩んだり問題にぶつかったときには自分自身で考え、答えを出すことができます。 つまり、友達がいない人は問題解決能力が高いのです。

友達がいるメリット

友達がいないメリットについてご紹介しました。 では、反対に友達がいることのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

困ったときに助け合える

普段から友達と関わりをもち信頼関係を築けている人は、本当に困ったときにその友達が助けてくれるでしょう。これは友達がいる大きなメリットです。 先ほど、友達がいないと生きていけない人のなかには依存心が高い人がいるとご紹介しました。このような人の場合は、一方的なヘルプである場合が多いのです。 そうではなく、お互いに心地よい距離間で無理することなく関係を築けていける友達は信頼できます。そのような友達なら、あなたが困ったときや悲しいときには、全力で力になろうとしてくれるはずです。

そして助けてもらったあなたは、今度はその友達が困っているときには、それ以上に全力で助けてあげたいと思うはずです。 これは友達がいないと味わうことのできない安心感ですよね。

自分とは違う価値観を与えてくれる

友達がいると、自分一人では考えもしなかった新しい価値観を与えてくれることもあるでしょう。 大人になると自分の考え方や行動パターンがいつも同じになってきますよね。友達と多くの時間を過ごすことによって、良い意味でそれを壊してくれます。 たくさんの人と会い、さまざまな時間を過ごすことで刺激をうけ、よりよい価値観を吸収することができるのです。

時間や感情を共有できる

友達がいる人は、お互いの時間や感情を共有します。 嬉しいことがあったときに一緒になって喜んでくれたら、さらに嬉しくなりますよね。反対に悲しいことがあったとき、自分に寄り添ってくれる友達がいたら落ち着くでしょう。 恋人や家族とは違う距離感で支えてくれる友達がいるというのは、友達がいるメリットといえるでしょう。

友達っていないといけないものなの?

友達がいる人にもいない人にも、それぞれにメリットがありました。 人によって好きなものが違うように、交友関係についても人それぞれの考え方があります。世間では友達は多い方がいいとされていますが、それを全員にあてはめることはできないのではないでしょうか。

友達がいなくても楽しく過ごすことはできます。自分の時間を有意義につかうことができます。友達はいないといけないものではないのです。 友達がいない人は寂しい人でも孤独な人でもありません。自分と向き合い、素直に生きている人なのです。

友達はいなくても幸せ

友達がいらないと思う人の特徴や心理についてご紹介してきました。いかがでしたか? 友達がいらないと思う人は自分の感情に素直に、限られた時間を大切にしていることがわかりました。寂しい人と思われがちですが、友達がいらないと思う人の多くは楽しく幸せに過ごしているのです。 これを機に、自分の感情に素直に過ごしてみてはいかがでしょうか。

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